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沈設(作業) / ちんせつ(さぎょう) トンネル用語集 沈埋トンネル


項目 ちんせつ(さぎょう)/沈設(作業)
英語 immersion、placing、sinking
独語 Ablassen、Absenken
仏語 immersion
意味 沈埋函を掘削の終わったトレンチ底の所定位置に設置する作業をいう。沈設のため、円形の鋼殻方式では、沈埋函の両外側にバラストポケットを設けておいて、その中に砕石とか水中コンクリートを投入し、また、大断面の矩形のものなどでは、沈埋函の内部に設けたバラストタンクに注水し、載荷するのが一般である。これらの沈降荷重は、沈埋函重量の約1%ぐらいが通例で、100〜400t程度である。沈設は、沈埋卜ンネル工事における最も重要かつ中心的な作業である。この作業は、水流や波浪等の影響、航路条件等の制約を受けるので、沈埋函の規模により以下のような各種の作業船類(placing barge)を用いて施工されている。①固定脚付き作業船(spud pontoon)、②双胴式プレーシングバージ(floating pontoons)、③半潜水式作業船(semi-submersible pontoon)、④自己昇降式作業台(jack-up platform、self-lifting platform)など。①は主として小規模なものに用いられ、②が現在最も一般的であるが、③は大断面に、④は波のあるところに有利であるとされている。